転職に最適なシーズンとは

看護師が転職を成功させるコツは、ベストな転職時期を選ぶことです。

看護師の繁忙期は、インフルエンザなどの感染症が流行する12月から1月です。医療機関を訪れる患者が増えるので、看護師は多忙になります。しかも、年末年始に差しかかるため、個人が経営するクリニックは休業期間に入ります。
年末年始に急病を発症した患者は、クリニックで治療を受けることができません。そのため、救急病院や休業当番医の医療機関を訪れる傾向があります。
救急病院や休業当番医の医療機関などは12月から1月にかけてが繁忙期になるので、転職活動を行うのは避けた方がよいでしょう。スタッフが抜けた分ほかの看護師が多忙になるため、迷惑をかける可能性があります。

看護師の転職に最適なシーズンは患者の人数が減る時期ですが、専門科によって違うため注意しましょう。
内科は、気温が安定して風邪を引きにくくなる春と秋が閑散期になります。熱中症患者が出る夏や感染症が流行する冬は、転職に適していません。
耳鼻科は花粉症の流行が終わった夏になると患者の人数が減るため、転職活動のチャンスです。
整形外科は、夏にレジャーで怪我をする患者が搬送されることが多いため、秋が転職しやすい時期です。
なお、繁忙期の人手不足に備えて、看護師の求人を出す医療機関もあります。特に年末年始に備え、秋に看護師を募集する医療機関は多いです。その時期の求人を念入りにチェックしましょう。

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